「シエロのカラートリートメントを使ってみたけれど、思ったより染まらない」
「1回使ったけれど、白髪がまだ目立っている」
そんな方もいるのではないでしょうか。
カラートリートメントは、美容院で行う一般的な白髪染めとは染まり方の仕組みが異なります。そのため、1回使っただけでは「思ったより染まらなかった」と感じることがあります。
そこで白髪染め研究所では、シエロ カラートリートメントのダークブラウンを実際に使用し、白髪率の異なる毛束で染まり方を検証しました。
この記事では実際の検証結果をもとに、「なぜ染まらないと感じるのか」「どのように使うと白髪をカバーしやすいのか」を美容師目線で解説します。
シエロ カラートリートメントは染まらない?実際に検証しました

結論からいうと、シエロ カラートリートメントは白髪にまったく色が入らないわけではありません。
実際に白髪毛束へ使用してみると、白髪部分への着色を確認できました。
ただし、髪質や白髪の状態によっては、1回の使用では色の入りが弱く感じられる場合があります。
カラートリートメントは、1回でしっかり染め切ることを目的とした一般的な白髪染めとは性質が異なります。
1回使って「染まらなかった」と判断するのではなく、まずは商品に記載されている使用方法を参考に、使い始めは3日程度続けて使用し、色の入り方を確認してみるのがおすすめです。
徐々に色を重ねていくことで、1回目よりも白髪が目立ちにくくなっていきます。
白髪率別にシエロ カラートリートメントの染まり方を比較

今回は白髪率の違いによって仕上がりがどのように変化するのかを確認するため、白髪率の異なる毛束を使って検証しました。
同じダークブラウンを使用していても、白髪と黒髪の割合によって仕上がりの見え方は変わります。
白髪率10%の染まり方

白髪率10%では黒髪の割合が多いため、全体としては比較的暗い仕上がりに見えます。
白髪部分に色が入ることで、黒髪の中にある白髪が自然になじみやすくなります。
白髪率30%の染まり方

白髪率30%になると、10%と比較してカラートリートメントで着色される髪の割合が増えてきます。
そのため、同じダークブラウンを使用していても、少しずつブラウンの色味を感じやすくなります。
白髪率50%の染まり方

白髪と黒髪が半分程度になると、カラートリートメントによって着色された白髪が仕上がり全体の色に大きく影響します。
黒髪そのものが明るくなっているわけではありませんが、着色された白髪の割合が増えることで、全体として明るく感じることがあります。
白髪率70%の染まり方

白髪率70%では、カラートリートメントの色が見える髪の割合がかなり多くなります。
そのため、「ダークブラウンだからかなり暗くなる」とイメージしていると、想像より明るく感じる可能性があります。
白髪率が高い方は、商品そのものの色名だけでなく、実際に白髪へ染めたときの色味を確認して選ぶことが大切です。
白髪率100%の染まり方

白髪率100%では、カラートリートメントそのものの発色が最も分かりやすくなります。
黒髪が混ざっていないため、白髪へどの程度色が入るのか、どのようなブラウンになるのかを確認しやすい状態です。
白髪率が高くなるほど、「白髪に入った色=全体の仕上がり」に近づいていくと考えると分かりやすいでしょう。
検証してわかった「染まらない」と感じやすいケース
実際に検証してみると、単純に「商品が染まる・染まらない」というだけではなく、使い方や期待している仕上がりによっても評価が変わると感じました。
特に次のような場合は「思ったより染まらない」と感じやすいでしょう。
1回で白髪をしっかり隠そうとしている
髪質によっては、1回の使用だけでは十分に色が入ったと感じにくい場合があります。
特に初めて使用するときは、1回で判断するのではなく、まずは3日程度続けて使用して色を重ねてみるのがおすすめです。
カラートリートメントは、繰り返し使用しながら徐々に白髪を目立ちにくくしていく使い方に向いています。
放置時間が極端に短い

塗布してすぐに流してしまうなど、放置時間が極端に短い場合も十分な着色を感じにくくなる可能性があります。
「長く置けば置くほどいい」というわけではありませんが、商品に記載されている使用方法や放置時間を守って使用することが基本です。
特に染まりにくさを感じている場合は、自己流で短時間にせず、まずは推奨されている使い方ができているか確認してみましょう。
白髪率が高く色味が明るく見える
ここは意外と勘違いしやすいポイントです。
白髪率が高くなるほど、カラートリートメントによって着色される白髪の本数も増えていきます。
例えば黒髪が多い方なら、着色した白髪が黒髪の中になじむため、全体として暗く見えやすくなります。
一方、白髪率が高い方は着色された白髪が仕上がりの大部分を占めるため、同じダークブラウンを使っても全体が明るく見えることがあります。
「色が入っていない=染まっていない」とは限りません。
白髪率が高い方ほど、想像しているより明るく仕上がる可能性があることを覚えておきましょう。
白髪の量だけでなく、周りの髪と染まった白髪の明るさの差も、目立ち方に関わります。色選びで迷ったら、髪色のトーン・毛髪レベルの比較チャートで今の髪の明るさも確認してみてください。
白髪染めと同じ染まり方をイメージしている
カラートリートメントと、美容院などで行うアルカリカラーの白髪染めは、そもそも染まり方が異なります。
一般的なアルカリカラーの白髪染めのように髪内部へ作用してしっかり色を変えるものとは違い、カラートリートメントは髪の表面付近に色を重ねながら白髪を目立ちにくくしていくものです。
そのため、美容院で白髪染めをした直後のような仕上がりを1回の使用で求めると、「全然染まらない」と感じてしまうことがあります。
カラートリートメントは白髪染めの完全な代わりというよりも、それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切です。
シエロ カラートリートメントを染まりやすくする使い方
シエロ カラートリートメントで白髪を目立ちにくくするには、ただ髪全体にトリートメントのようになじませるのではなく、白髪へしっかり薬剤を届けることがポイントです。
白髪部分にはたっぷり塗布する

白髪をしっかりカバーしたい場合は、カラートリートメントを薄く伸ばしすぎないようにしましょう。
染めたい白髪の上へ、ペタペタとカラートリートメントを置いていくようなイメージで塗布するのがおすすめです。
特に白髪が集中している部分は、髪の表面だけに塗るのではなく、内側まで十分な量が行き渡っているか確認してみてください。
塗りムラが出ないように馴染ませる
髪は見た目以上に密集して生えています。
表面にカラートリートメントを塗っただけでは、内側の白髪まで十分についていないことがあります。
手やブラシを使い、白髪が気になる部分へしっかり塗布したあと、髪の間まで行き渡るように揉み込んでなじませるのがポイントです。
ただ量を増やすだけでなく、「染めたい白髪にきちんと付いているか」を意識してみてください。
継続して使用して色を重ねる
特に染まりにくさを感じやすいのが、耳上・こめかみ・分け目などの白髪が目立ちやすい部分です。
こうした部分は塗り残しも起こりやすいため、毎回意識してしっかり塗布しましょう。
1回で完璧に染めようとするのではなく、使用回数を重ねながら色を重ねていくのがカラートリートメントの基本的な考え方です。
シエロ カラートリートメントはどんな人におすすめ?
白髪染め研究所として特に使いやすいと考えているのは、美容院で定期的に白髪染めやヘアカラーをしていて、次回の美容院までに伸びてきた白髪が気になる方です。
例えば、
- 分け目の白髪が少し見えてきた
- こめかみの白髪だけ気になる
- 次の美容院まであと1〜2週間ある
- 白髪染めの頻度を少し調整したい
といったときの「つなぎ」として使いやすいアイテムです。
反対に、カラートリートメントだけで根元から毛先まで毎回きれいに染め続けようとすると、髪の量や白髪率によっては塗布に手間がかかり、仕上がりのムラも気になりやすくなります。
そのため、美容院でのカラーをベースにしながら、伸びてきた白髪を自宅でケアするという使い方は非常に相性がいいでしょう。
まとめ|「染まらない」のではなく染まり方を理解して使うのがポイント
シエロ カラートリートメントを実際に検証したところ、白髪にはきちんと着色が確認できました。
ただし、一般的な白髪染めとは染まり方が違うため、1回使用しただけで「染まらない」と判断してしまうのは少し早いかもしれません。
特に重要なのは、
- 最初は数日続けて使って色の入り方を見る
- 白髪部分へ十分な量を塗布する
- 髪の内側までしっかりなじませる
- 白髪率が高いほど明るく見える可能性を理解する
- 一般的な白髪染めと同じ仕上がりを求めない
という点です。
シエロ カラートリートメントは、1回で白髪を完全に隠すというより、継続して色を重ねながら白髪を自然に目立ちにくくしていくアイテムとして考えると使いやすいでしょう。
特に美容院での白髪染めと次回のカラーの間に伸びてきた白髪をケアしたい方には、取り入れやすい選択肢のひとつです。
